下野しぼり・下野人形
受け継がれる伝統を楽しく習える工芸教室 この春開校
栃木県伝統工芸品、小山市無形文化財の「下野しぼり」。和紙に皺を入れることにより、柔らかく布のように扱える紙を作り出す技法です。この和紙を使って作られる人形が「下野人形(しもつけひとがた)」。父から技術を受け継いだ諏訪ちひろさんは、母・志津子さんと共に文化の伝承者として活躍されています。
「下野しぼり」は、かつては全国に1500人もの弟子を抱えていました。しかし、高齢化に伴い規模は縮小。ちひろさんは伝統を残すために、人形制作だけでなく、ワークショップや展覧会、新商品の開発など、多くの活動をこなしています。
これらの活動と並行して、別の仕事も行っていたというちひろさん。しかし、その忙しい生活に苦労を感じたことはなかったと言います。「ものづくりは楽しい仕事なんです」そう笑顔で語ってくださいました。
そしてこの春、ちひろさんは新たな活動を始めます。〝ここに集う人たちにとって楽しい場所を作りたい〟そんな思いが込められた『下野人形・伝統工芸教室』が5月23日に開校予定です。
幸せを呼ぶ「下野人形」。販売も行っておりますので、ご興味のある方はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。